患者さんと関わる中で苦手意識を持たれやすいのがコミュニケーション。
友達や家族と話すときと違って「何を話せばいいか分からない」という方や「沈黙の時間が苦手」という方もいらっしゃると思います。
今回はそんな方に私が学生時代に学び、実際に働くときにも役立ったコミュニケーションのコツについてお伝えしていきます。
患者さんに興味を持ってみる
「患者さんに何を質問したらいいか分からない」と思う方はたくさんいますよね。
そんな方はまず患者さんに興味を持つことが大切です。
これは学生時代の恩師の受け売りなのですが、人と会話するとき相手に興味を持って関わると質問しやすくなるそうです。
「今日は体調どうなのかな?」「この人はどれくらい入院しているんだろう?」「お家に家族はいるのかな?」など相手に興味を持つと不思議と色んな疑問が出てきます。
もちろん沢山の疑問を質問攻めすると患者さんも疲れてしまうので、様子を見ながら聞いていくようにしていきましょう。
患者さんの目線を気に掛ける
患者さんの目線を気に掛けてみましょう。
学生の頃、ご家族が座っているのに自分が立ったまま会話すると高圧的に感じる人もいると教わりました。
そのためできるだけ患者さんの目線に合わせて会話するよう心掛けています。
もし患者さんが座っていて自分が立っている状態であれば少しかがんで目線を合わせてみましょう。
それだけでも柔らかい印象になりやすく、患者さんも会話しやすくなります。
また、自分に向けられる視線だけでなく患者さんが何に注目しているのかにも気に掛けることが大切です。
天気を気に掛けていたり、時計を見て時間を気にしていたり、目線だけでも色んな意味を持っている場合が多いです。
患者さんがどこを見ているのか気にかけるようにしていきましょう。
沈黙の意味を考えてみる
会話をしていて沈黙の時間が苦手な人も多いと思います。
しかし、沈黙一つにしても意味を持っていることがあります。
私たちが黙るタイミングはどんな時でしょうか?
答えを考えている時、今は話したくない内容の時、疲れた時、別のことが気になった時、等々。
このように黙ることにも意味があるのです。
そのため沈黙になってしまったら焦らず、沈黙の意味を考えてみましょう。
患者さん自身の表情を見ながら、今は疲れているのかな?それとも答えを考えているのかな?と沈黙の意味を捉えていくようにするとその患者さんにあった対応ができるようになっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
患者さんとの会話って難しいと感じる人も多いですよね。
そんな今回の内容が少しでも役に立てれば幸いです。
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